2021年4月に読んだ本
みなさんこんにちは。
最近、パジャマを長袖から半袖にしたTAKEDAです。長袖のままだと暑いけど、半袖にしてしまうとちょっと寒いな…と感じています。もう5月ですもんね。
今日は、この4月に読んだ本を紹介していきたいと思います。よろしくお願いします!!
「まともな日本語を教えない勘違いだらけの国語教育」
おすすめ度:★★★
研修生になって国語の研究をすることになり、「とにかく家にある本を読んでみたい」と思って手に取った一冊です。自己研鑽は自分でアクションを起こさなければ!と気づいたというのも大きいです。
この本を読んで、「論理」について真剣に考えていかなければいけないんだとよく分かりました。これまでの国語の授業はなんと残念だったのでしょうか。どうしてもその場しのぎ的な授業になり、単元ごとのつながりを生むことがうまくできませんでした。それは、順番や指導方法、学習内容を理解できていなかったからだと思います。
『論理的思考力についてもっと知りたい、知ったことを具体的な児童の姿として描きたい。』そう強く思わされた1冊でした。(5年前に購入した時、すぐに読めばよかった…と後悔しました。)
「読解のピラミッド」の図がとても分かりやすくて、衝撃的でした。85ページです。こうやって図にすることで、理解って深まるんだなぁとしみじみ思いました。
今日の朝読『まともな日本語を教えない勘違いだらけの国語教育』文科省の調査官も勤めた筆者が、小学校の国語教育の問題点を見つめる。アメリカの「ブッククラブ」という取組が国語教育の問題を解決する効果的な方法として紹介している。後半は考えが偏っていて読みにくかったが、問題点は参考になった
— よっしー@Y.TAKEDA (@takeda109) April 4, 2021
- 教材の主題をつかみ、正確な読解と解釈をさせる授業づくりを目指すこと
- クリティカルリーディング、パーソナルリーディングのレベルまで児童に感さえさせる視点をもつこと
「伝え方が9割」
おすすめ度:★★★★
購入したきっかけが思い出せないんだけど、きっと古本屋に行って「自分の言葉に自信がないから何とかできないかなぁ」と思っていたときに出会ったのでしょう。国語を学んでいくうえで、知識として活用することができないかと思って読みました。
この本を読んで、「相手意識をもつ」ということが分かりました。相手に伝えたいと思うこと、相手が理解してくれるかなと思うこと、相手が納得したくなるような言葉を選ぶように意識すること、自分自身が伝えたいという強い気持ちをもつこと……。「具体的な姿として相手をイメージすることが、相手意識なんだ!!」と腑に落ちた瞬間がありました。
強いコトバの作り方にあった「赤裸々法」という方法が、今までの自分にない視点だったので取り入れたいです。
「本を読んでいて思わずため息がもれました。自分の情けなさや言葉の少なさに愕然としたからです。」
このように、その時の自分の様子や感覚を文章に表すという技です。具体的に伝えるということが理解できたので、自分の感覚を大切にして言葉に残したいと思います。
『伝え方が9割』相手に自分の思いを伝えるとき、「いきなり言わない」「相手の心の中を想像する」「一致するメリットを考える」と考え方の順序を紹介していて参考になった。強い言葉の作り方も具体的!!「一番言いたいのは」伝え方の技術を体得すれば、幸福な人生を送る可能性が高まる!ということ。
— よっしー@Y.TAKEDA (@takeda109) May 29, 2021
- 会話の中で強いコトバを意識して使う
- 発表資料の言葉選びに活用する
国語が子どもをダメにする
おすすめ度:★★★★★
新指導要領を読んでいて、国語科に求められている力がだんだんと分かってきました。「言葉による見方・考え方」を働かせるためにどんな授業をしていく必要があるのか、どんな知識をもっておく必要があるのか、この本から得たいと思って読むことにしました。
国語教育が道徳教育になっていると指摘されている文章を読んだとき、はっとしました。国語では何を教えたらいいのかが漠然としているので、しばしば作中の人物の気持ちに終始してしまうことがあったからです。国語は「内容」ではなく、「形式」を教えるべきだという言葉に、とても納得しました。
また、言語化しなければ体系立てて教えることはできないとも書かれていて、やはり「何となく難しいなぁ」とぼんやり考えるだけでは教えることが思いつかないのも当然だったなと、自分自身の甘さを反省しました。
論理的思考力を3つの力に分けてそれぞれを具体的に説明していてわかりやすかったです。
『国語が子どもをダメにする』小学校全授業の26%を占める国語。論理的思考力を育成するため、言語技術を獲得するための教科だと自覚する必要がある。言いかえる力(同等関係)、くらべる力(対比関係)、だどる力(因果関係)。3つの力を鍛えることに集中しよう。
— よっしー@Y.TAKEDA (@takeda109) April 26, 2021
今だから分かる。技術を教える必要性
- 6年間分の教材を見て、教材研究する
- 言語技術の習得に焦点を当て、他の本を探す
おわりに
年間100冊の読書を目指していた4月、まだ3冊しか読んでいないことに愕然としております…。あと97冊か。
ただ、自分自身の反省として、インプットしただけで終わってしまっていて、アウトプットをしてなかったんだよね。これは気を付けないといけない。
食べたら最後は出るんだから、読んでも最後は何かに出さないとね。今日もがんばっていきましょう。