朝会での話「R2夏休みの生活」
みなさん、おはようございます。
最近、ジムに通い始めました。仕事終わりに行っていますが、6時半には家に帰りたいので1回40分だけです。
ストレッチ→ウォーキング5分→筋トレ→ランニング10分が基本です。ランニングマシンで走るのが楽しい!!いつか脂肪が落ちるといいなと思います。
夏休み前朝会での生徒指導の話
生徒指導主事として勤める中でいつも悩んでいたのは、朝会での話でした。ベテランの先生から、
「この前の朝会の話がとても分かりやすかったから、今回も期待しちゃうのよね」
とうれしい言葉を言っていただいたこともあり、『子供にとっても教師にとっても分かりやすい話をしたい』と思って工夫を重ねました。自分の反省も含めて、紹介したいと思います。
まずは去年の原稿です。提示する資料はパワーポイントで作成しました。
「夏休みのくらし」(令和2年度)
おはようございます。明日から夏休みが始まります。夏休みには、楽しい思い出をたくさん作れるようにいろいろな計画があると思います。今日はみなさんに安全で充実した夏休みになるように「4つの色」を使って話をします。
(赤の画面を見せて)
この色から想像する、注意してほしいことと言えば何だと思いますか?そうです。漢字一文字で言うと「火」ですね。夏休みになると、家族でキャンプをしたり花火をしたり、火を使うことが多くなると思います。子どもだけで、マッチやライターを使った火遊びをしてはいけません。火事になるとたくさんの人に迷惑をかけることになります。
(青の画面を見せて)
これは何だと思いますか?そうです。「水」ですね。学区にある用水路に入ってはいけません。浅いからと言って安全なわけではありません。海や川に行くこともあると思いますが、事故にはくれぐれも気を付けてください。
(黄の画面を見せて)
これは何だと思いますか?少し難しいですね。この色は信号の色、漢字で伝えたいことは「車」です。交通ルールを守って安全に道路を渡ってください。この地区は細い道が多く、自動車にとって抜け道になっているところがあります。また、朝や夕方にはたくさんの車が通ります。交通ルールを守り、けがなく安全に過ごすようにしてください。道路に飛び出すことは絶対にしてはいけません。
(黒の画面を見せて)
これは何だと思いますか?黒から想像する注意してほしいことは…そうです、不審者ですね。漢字一文字で言うと「人」です。知らない人に声を掛けられてもついていってはいけません。遊びに行くときは、防犯ブザーを持ち歩くように心がけ、自分の身は自分で守りましょう。また、いじめや万引き、暴力などといった犯罪をしてしまうと警察に連れていかれます。学校のきまりをしっかりと守りましょう。
最後に、これらはすべてあるものを守るためのものです。漢字一文字で言うと、「命」です。大切な一人一人の命を守るために、この4つのことをよく注意してください。これで終わります。
作成のポイント
1.話は5分以内で終わらせる
子供たちは休み前で気持ちがフワフワしています。そんな時にだらだら話を続けてもあまり効果が望めませんでした。端的に分かりやすく!を心掛けて、目標時間は5分としていました。
2.クイズをしたり問いかけたり、子供が考える活動を入れる
一方的な話では、子供たちの思考は受動的ですよね。そこで、「これは何ですか?」と問い掛けるようにしています。子供から反応があるまで待つのがポイントです。じゃないと、「やっぱり考えるのやーめた。」と思う子達が出てくるからです。
3.資料はできたら準備する
視覚優位な児童と、聴覚優位な児童がいるとして、どちらにも働きかけたいなと思ったら、資料があった方がいいなと気付きました。
この年は、国語の教科書が新しくなり、6年生で鳥獣戯画の学習をしていたので、鳥獣戯画っぽいイラストを使いました。
ちなみに、パワーポイントのイラストは「ダ鳥獣戯画」というサイトの画像を使って作りました。駄巻 – ダ鳥獣戯画
4.児童にも先生にも伝わる話をする
全校児童の中でもターゲットを中学年くらいにしています。低学年っぽい内容にすると6年生がしらけるし、難しくすると1年生がポカンとしてしまったりします。
児童向けなんですが、その後ろで聞いている先生たちにも伝えたいと思って話をしています。朝会から帰った後、補足したり改めて指導したりするのは各担任です。少しでも心に引っかかってもらえるようにユーモアを加えておきます。
2021年4月に読んだ本
みなさんこんにちは。
最近、パジャマを長袖から半袖にしたTAKEDAです。長袖のままだと暑いけど、半袖にしてしまうとちょっと寒いな…と感じています。もう5月ですもんね。
今日は、この4月に読んだ本を紹介していきたいと思います。よろしくお願いします!!
「まともな日本語を教えない勘違いだらけの国語教育」
おすすめ度:★★★
研修生になって国語の研究をすることになり、「とにかく家にある本を読んでみたい」と思って手に取った一冊です。自己研鑽は自分でアクションを起こさなければ!と気づいたというのも大きいです。
この本を読んで、「論理」について真剣に考えていかなければいけないんだとよく分かりました。これまでの国語の授業はなんと残念だったのでしょうか。どうしてもその場しのぎ的な授業になり、単元ごとのつながりを生むことがうまくできませんでした。それは、順番や指導方法、学習内容を理解できていなかったからだと思います。
『論理的思考力についてもっと知りたい、知ったことを具体的な児童の姿として描きたい。』そう強く思わされた1冊でした。(5年前に購入した時、すぐに読めばよかった…と後悔しました。)
「読解のピラミッド」の図がとても分かりやすくて、衝撃的でした。85ページです。こうやって図にすることで、理解って深まるんだなぁとしみじみ思いました。
今日の朝読『まともな日本語を教えない勘違いだらけの国語教育』文科省の調査官も勤めた筆者が、小学校の国語教育の問題点を見つめる。アメリカの「ブッククラブ」という取組が国語教育の問題を解決する効果的な方法として紹介している。後半は考えが偏っていて読みにくかったが、問題点は参考になった
— よっしー@Y.TAKEDA (@takeda109) April 4, 2021
- 教材の主題をつかみ、正確な読解と解釈をさせる授業づくりを目指すこと
- クリティカルリーディング、パーソナルリーディングのレベルまで児童に感さえさせる視点をもつこと
「伝え方が9割」
おすすめ度:★★★★
購入したきっかけが思い出せないんだけど、きっと古本屋に行って「自分の言葉に自信がないから何とかできないかなぁ」と思っていたときに出会ったのでしょう。国語を学んでいくうえで、知識として活用することができないかと思って読みました。
この本を読んで、「相手意識をもつ」ということが分かりました。相手に伝えたいと思うこと、相手が理解してくれるかなと思うこと、相手が納得したくなるような言葉を選ぶように意識すること、自分自身が伝えたいという強い気持ちをもつこと……。「具体的な姿として相手をイメージすることが、相手意識なんだ!!」と腑に落ちた瞬間がありました。
強いコトバの作り方にあった「赤裸々法」という方法が、今までの自分にない視点だったので取り入れたいです。
「本を読んでいて思わずため息がもれました。自分の情けなさや言葉の少なさに愕然としたからです。」
このように、その時の自分の様子や感覚を文章に表すという技です。具体的に伝えるということが理解できたので、自分の感覚を大切にして言葉に残したいと思います。
『伝え方が9割』相手に自分の思いを伝えるとき、「いきなり言わない」「相手の心の中を想像する」「一致するメリットを考える」と考え方の順序を紹介していて参考になった。強い言葉の作り方も具体的!!「一番言いたいのは」伝え方の技術を体得すれば、幸福な人生を送る可能性が高まる!ということ。
— よっしー@Y.TAKEDA (@takeda109) May 29, 2021
- 会話の中で強いコトバを意識して使う
- 発表資料の言葉選びに活用する
国語が子どもをダメにする
おすすめ度:★★★★★
新指導要領を読んでいて、国語科に求められている力がだんだんと分かってきました。「言葉による見方・考え方」を働かせるためにどんな授業をしていく必要があるのか、どんな知識をもっておく必要があるのか、この本から得たいと思って読むことにしました。
国語教育が道徳教育になっていると指摘されている文章を読んだとき、はっとしました。国語では何を教えたらいいのかが漠然としているので、しばしば作中の人物の気持ちに終始してしまうことがあったからです。国語は「内容」ではなく、「形式」を教えるべきだという言葉に、とても納得しました。
また、言語化しなければ体系立てて教えることはできないとも書かれていて、やはり「何となく難しいなぁ」とぼんやり考えるだけでは教えることが思いつかないのも当然だったなと、自分自身の甘さを反省しました。
論理的思考力を3つの力に分けてそれぞれを具体的に説明していてわかりやすかったです。
『国語が子どもをダメにする』小学校全授業の26%を占める国語。論理的思考力を育成するため、言語技術を獲得するための教科だと自覚する必要がある。言いかえる力(同等関係)、くらべる力(対比関係)、だどる力(因果関係)。3つの力を鍛えることに集中しよう。
— よっしー@Y.TAKEDA (@takeda109) April 26, 2021
今だから分かる。技術を教える必要性
- 6年間分の教材を見て、教材研究する
- 言語技術の習得に焦点を当て、他の本を探す
おわりに
年間100冊の読書を目指していた4月、まだ3冊しか読んでいないことに愕然としております…。あと97冊か。
ただ、自分自身の反省として、インプットしただけで終わってしまっていて、アウトプットをしてなかったんだよね。これは気を付けないといけない。
食べたら最後は出るんだから、読んでも最後は何かに出さないとね。今日もがんばっていきましょう。
強みと弱みを見つけろって言われても
3年生になった長男が4月に誕生日を迎えます。以前から「プレゼント何がいい?」と聞いていたら、「トミカかな。マリオカートサーキットかな。トミカかな。スマッシュブラザーズかな。トミカかな。」と悩んでおりました。
結局決めたのは、「トミカ ダブルアクション トミカビル ( 50周年記念仕様 )」でした。初志貫徹だなぁ。子どもの好きっていう気持ちをいつまでも大切にできる親でありたいと思った今日この頃です。
自分の強みはないと言ったら、「ないなら作ればいいんだよ。それが強みになるから」と答えられてハッとした。
— よっしー@Y.TAKEDA (@takeda109) 2021年4月3日
ないなら作る
そうか、その手があったか⁉️自信のない俺は、何が強みになるのか見当がつかない
弱みを見つけるのはできる。
先日の課題は、「1年間で学びたいこと」でした。この1年間をどのように過ごしていくのか、1年後どのような自分になっていたいのか。ぐるぐる考え続けました。でもなかなかイメージがわいてきませんでした。
自分がしたいことってなんだろう。どう答えればいいんだろう…。と思いながら、自分の弱みを見つめる時間へと移行していました。
「記憶力がない」ずっと考えていたけれど、記憶が定着しないなあと思っていました。駒崎弘樹さんの『働き方革命』という本を読んでいたときに、自分にはそんな力がないと思うから自分の脳が委縮してしまうという内容の一説がありました。そのときには、運動会の打ち上げの飲み会に向かうアストラムラインの中でその本を読んでいて、本通駅を出た後に、本通を東に歩きながら『ああそうだよな』と感じて、「よし!」なんて言いながら飲み会に向かったことを覚えています。でも、そんなことも、さっきまで忘れていました。
「決断力がない」決めることから逃げてきて、自分で考えることをやめてしまっていました。この単元の学習はこれでいこう!!かなぁ。どうしようかなぁ。と一度決めたものを何度も何度も堂々巡り。家族でお出かけしたいときも、「今日、どこかに行きたいんだけど…」とやんわり伝えることしかできず、「行こう!!」とリーダーシップや強引にはできないし。
「知識が足りない」どんな指導があると思う?と聞かれても、「自分には引き出しが少ないからちょっと待ってくれる?調べてみるから。」とすぐに調べるくせがついてしまった。調べ方は上手になっていったけど、その知識を定着させて次の時には何も見ずにできるようになればいいのにね。やっぱり次もみちゃうんだよね。
強みの見つけ方
ある時、部屋でうんうんうなっている僕たちに、指導していただく先生からこんな言葉をいただきました。
「自分の弱みを見つめていても仕方がない。強みを見つけなきゃ。」
いやいやいや。それを言っちゃおしまいですよ。心の中で思いました。これまでどんだけ悩んできたか。なかなか自信がもてなくて、いつも切ない思いをしているんです。と伝えると、
「君はネガティブな考え方をしているんだね。でも、それで強みを見つけることはできないよ。ないと分かったなら答えは簡単だよ。ないなら作ればいい。もう少し言うと、自分の良さが見つからないなら、他の人から教えてもらえばいいんだよ。」
と言われました。
ががーん!!!!
衝撃的でした!!
すぐにはできないけど。作ればいいのか!
人が「いいな」と思うくらいでいいのか!
これまでの自分が、すごく理想と言うか目標を高くもちすぎていて、良さや強みも『他人とは比べ物にならないくらい』ではないといけないと思っていました。でも、他の人から「あなたって、こんな良さがあるよね」と言われたことはあります。それを強みや良さとしてもいいんだと気づきました。
僕の考える僕の強み
- 熟考する
- 人の話をよく聞く
- 几帳面
- 授業が好き
- 生徒の心を理解しようとする
- 毎朝5時に起きる
- 自分の苦手を知っている
- 変わりたいと思っている
なんだか自分を自分で認めていく作業って心がくすぐったいですね。恥ずかしいというか、こんなもんでいいのかなって不安になる。言い切っていいのか?って。
でも、みんなこんなもんなんだろうな。自分の良さや強みって、超人的な力ではなくて自慢できるところくらいなんだよ。
この考えを整理する段階を経ることで、すごく心が軽くなりました。卑下する必要なんてない。自分は自分の人生の主役だ。