思考の足あと~Andanteで進もう~

小学校教員。国語、視聴覚、情報、図工、生徒指導。4人の子供を育てながら、料理時々コントラバス。努力なくして成功なし!〜The only time success comes before work is in the dictionary.〜

視聴覚事前研

 今日の放課後は、12月にある教科外研究会の授業の事前研究会に参加するため、同じ区の小学校に行ってきた。教科は算数。小学1年生の「広さ」の単元だった。

 

 教科外では”視聴覚教育”を選択しているので、今回のテーマも、「授業の中でICTを効果的に取り入れることができているか」が大きなテーマとなる。授業では、教材提示装置、パソコン、大型テレビ(電子黒板)、iPhone、デジタル教科書と、実に多くの機器を使用して行うということで、参加してみて、感心しきりだった。集まったメンバーで知恵を出し合い、「ここは、こんな風に使用した方がいいのでは?」「この場面ではICTよりもむしろ、実物を使用した方が分かりやすいのでは?」という議論を行った。

 

 ただ、ICTを授業の中で活用することが目的になってはいけない。ICTを使うことで、子どもたちの思考が深まったり、考える手助けになったりすることが必要だ。提案性のある授業に重きを置きすぎると、目の前の子どもたちをおろそかにしてしまう。一番大切な本質を見失わないようにしないといけないなと痛感した。

 

 この事前研の間、俺は2月に控えている校内の自主公開研で行う自分の授業のことを考えていた。提案性に特化してはいけないな、かと言って何も得るもののなさそうな授業をするのはおもしろくないなと、自分の思考は堂々巡りを繰り返している。4年国語「世界で一番美しい村」。どのような授業を組み立てていけばいいか、今月は本腰を入れて考えていかないといけない。

 

 まずは、教材研究からだな。この「世界で一番美しい村」がどのような価値を持った教材なのか、これからじっくりと探して行こう。