小学校パソコンクラブの活動について
本校の状況
1.スマイルブロック
まずは、ジャストスマイル8に入っているソフトを使いました。5年生算数「正多角形」の単元で使えるもののほかに、水族館を作ったり、コンビニの電気をつけたり消したりするプログラムを組んだりすることができます。ブロックプログラミングについて触れる機会として、最初の導入としては良かったと思います。今年は、水族館に魚を登場させ、友達と交流しました。
子どもたちは、魚が思うように動き始めると、「おおっー!」と声をもらし、どんどんと改良を重ねていきました。試行錯誤がしやすいのがブロックプログラムの良さですよね。レゴのようにブロックの形をした命令を組み合わせていく感じが直感的です。
2.アルゴロジック
何回も同じものをしては飽きるのではないかと思い、次に取り組んだのがこの「アルゴロジック」です。ロボットを指定された場所まで動かすために、上下左右の矢印を組み合わせます。例えば上に4つ進むときは、
↑
↑
↑
↑
と言った具合です。このアルゴロジックの面白いところは、複数の矢印を組み合わせて1つの指示にすることができることと、最小のプログラム回数でできたら◎がもらえること。この教材で効率という概念を学べる気がします。いろいろ方法はあるけれど、数が少ない方法を改良して発想する。命令や動きが少なくても、目的を達成する方法がある。と気付くのは、生活の中ではなかなか考えにくいものです。
どうしても〇にしかならない子が、隣の友達のプログラムを見ながら、「なんだ、そういうことかーー!!」と大きく叫んだ時に、この教材の持つ力を感じました。みんなが一言も発せず夢中になってパソコンにかぶりついている姿がいとおしかったです。
3.コードモンキー
この「コードモンキー」は有料なのですが、最初のいくつかのステージを無料でできるという情報を見て、子どもたちに紹介しました。ただ、本校のパソコンとは相性がよくなかったようで、どの児童もすることができませんでした。1コースのサルを延々と動かすだけの5分間くらいを過ごさせてしまい、反省しています。 職員室のパソコンでは動いたのですが、きちんと動作確認をする必要がありますね。
4.マイクラコード
最後に行ったのは、マインクラフトの「Hour of Code」というサイトです。これは、マインクラフトと見た目が同じなので、一番児童が食いつきました。僕も一緒にしたのですが、砂なのか木の板なのかわからないところを、「先生、これが砂です」「いやいやこっちのガラスの方はだめですよ」と教えてもらいました。ゲームと共通しているからこそ、子どもたちにはなじみやすかったようです。
終わりに
たくさんのサイトを使って、プログラミングをするということはどういうことかを理解させようと進めてきました。次は、得た知識を使って、実生活にどうアプローチするかですよね。早くmicrobitとか欲しい!!みんなでワイワイ機械を囲んでプログラムしたいと構想を温めているところです。
小学校で使う児童用デジタルカメラは?
こんにちは。
2020年になりましたが、毎日あわただしい日々を過ごしています。
さて、本校で視聴覚教育の担当をしているのですが、児童用のカメラをどうしようかと悩んでいるところです。数年前に10台購入したのですが、故障したカメラも出てきています。今年度の追加予算で購入出来たらいいなと思っています。
児童用カメラに必要な機能って何だろう?
僕はここ数年間の中で、4年生の図画工作科の授業や2年生の町探検、情報委員会やパソコンクラブの活動などで児童にカメラを渡して撮影してもらったことがあります。その経験から、児童用カメラに必要なもの、不必要なものについて考えてみました。
【必要】
・衝撃に強い。落としても壊れない。
・室内でもきれいに撮れる。
・操作がしやすい。
・PCへデータを送りやすい。(教師の説明なしでできるくらい)
【不必要】
・薄さ(薄すぎると落としやすい)
・多様な機能(キッズ携帯くらいでいい)
今まで自分で購入したカメラを3台も落下で壊してしまった僕は、「衝撃に強い」という点が一番気になります。そこで、今回は「耐衝撃」のカメラを選んでみることにしました。
おすすめはNikon「COOLPIX W150」
・画素数:1317万画素、光学ズーム:3倍、耐衝撃:1.8m、ISO感度:1600
画素は1317万でISO感度も1600ですが、小学校に入ったばかりの1年生でも使いやすい「ひらがな表示」モードがあるのが魅力です。
Wシリーズになって、フォルダの自動作成がどうなっているのか心配でしたが、口コミを見てみるとついていないようです。ボタン操作が基本なので、タッチ操作に慣れている子たちには使いにくいかも知れません。
備品にするなら、FinePix XP140
・画素数:1635万画素、光学ズーム:5倍、耐衝撃:1.8m、ISO感度:12800
画素は1635万で、ISO感度は12800!!いちまんごえ?W150は1600なんですけど。暗いところでもしっかりと撮影することができそうです。
値段は2万円を超えそうなので、学校で買うとなると備品扱いになりますね。備品か…。備品になると途端に管理が大変になるんですよね。できたら消耗品として買いたいところです。
関係ないですが、学生の頃、富士フィルムのデジタルカメラの販売員のアルバイトをしていました。「ハニカム構造で、肌色がきれいに出力できます」が決まり文句だったので、このカメラでも写真の肌色はきれいに現像できるかもしれません。
ケンコートキナの「DSC200WP」
・画素数:2016万画素、光学ズーム:4倍、耐衝撃:1.0m、ISO感度:1600
初めて聞くメーカーですが、2016万画素で1m耐衝撃なのに、価格が16,000円くらいという安さに驚きました。ただ、外部メモリの媒体がmicroSDカードというところが唯一の難点です。学校にあるのは普通のSDカードだから、本校で購入するとなるとmicroSDカードをたくさん揃える必要があります。
現在のカメラはNikon「COOLPIX S33」
現在、学校で使っているカメラは「COOLPIX S33」という機種です。僕自身も同じカメラを購入していて、衝撃に強いので学校でも購入した経緯があります。当時18,000円ほどで、ぎりぎり消耗品扱いになったことも大きかったです。
【良いところ】
・ボタンや機能が少なくて、子どもがいじる部分が限られている。
・衝撃に強い。1.5mから落としても平気。(週1で落としても大丈夫)
・防水機能もある。(ただ、防水機能を使ったことはない)
【困っているところ】
・日付が変わるとフォルダが新しく作成されてしまうので、撮りためたデータを一気に整理しにくい。フォルダを開けて、その日の写真を選んで…という作業がめんどうくさい。
・画素が多くなく、ぼけた写真になる。
・動画がかくかくしている。
まとめ
3つくらいの機種を比較して事務室に出すので、それぞれの型落ちや在庫を確認しながら、購入に向かって行こうと思います。
調べるまでは、学校にNiconのカメラが揃っているからW150一択だなと思っていたんですが、DSC200WPのポテンシャルの高さに驚きました。ただ、microSDっていうのが気がかりです。やっぱり、第一希望はW150ですかね。
学校にある〇〇教育とは
こんにちは。
学校では現在、今年度から全面実施となる指導要領に向けて準備が進んでいますね。
そんな中、「〇〇教育」という名前の教育もどんどんと増えていっている気がします。
そこで今回は、〇〇教育と書かれているものをまとめてみたいと思います。
現在74こ!!〇〇教育
英語→50音順に整理してみました。
- ESD(持続可能な開発のための教育)
- LGBT教育
- NIE教育(新聞を学校教育に)
- いじめ防止教育
- いのちの教育
- インクルーシブ教育
- エネルギー教育
- オリンピック・パラリンピック教育
- 安全教育
- 介護教育
- 海洋教育
- 河川教育
- がん教育
- 環境教育
- 観光教育
- 起業家教育
- 規範意識教育
- キャリア教育
- 金銭教育
- 金融教育
- 国際理解教育
- 健康教育
- 交通安全教育
- 高齢化社会教育
- 心の教育
- 産業教育
- 自殺防止教育
- 自然体験教育
- 視聴覚教育
- 社会保障教育
- 主権者教育
- 手話教育
- 小中連携教育
- 消費者教育
- 情報・ICT教育
- 情報モラル教育
- 食育
- 人権教育
- 森林教育
- 水産教育
- 3Dプリンター教育
- スマホ教育
- 性教育
- 成人教育
- 選挙に関する教育
- 戦争教育
- 租税教育
- 多文化共生教育
- 著作権教育
- デートDV防止教育
- 特別支援教育
- 動物愛護教育
- 土砂災害防止教育
- 図書館教育
- 土木教育
- ネット依存防止教育
- ネットモラル教育
- ネットリテラシー教育
- 年金教育
- 農業教育
- 博物館教育
- 福祉教育
- 武道教育
- プログラミング教育
- 法教育
- 防災教育
- 保険教育
- ボランティア教育
- まちづくり教育
- ものづくり教育
- 薬害教育
- 薬物防止教育
- ユニバーサルデザイン教育
- 領土教育
ってか多っ!!
〇〇教育に立ち向かおう
「たくさんの教育があふれているんだなぁ。このままでは、学校がつぶれていきそうけど、自分自身にできることはあまりにも少ないな…。」と思ったのは4年前だったように思います…。
そのことが今日まで頭の中から離れなくて、「あの時よりもまた更に、新しい教育が追加されているのではないか。」と考えるようになりました。
そうだ、せっかくの長期休み!と腰を上げ、当時の記憶のもととなった本を探しまくりました。そして、ようやくその記事に辿り着きました。1時間近く探したと思います…。2015年11月に発行された『小四教育技術』の「ナツル式アイディア指導術」のページにありました。
そこでは、〇〇教育のことを、藤原和博さんが提言した「追加教育」と表現し、その「追加教育」への向き合い方についてこのように書かれていました。
追加教育について腹をくくって向き合ってみると、不思議となんとかなるものです。自分の中で覚悟が決まると、周囲が協力してくれ、なぜか解決に向かうことがあります。起きた問題が比較的小さく済んだり、追加教育がクラス・学校に浸透し始めたりします。
逃げようとせず、覚悟を決める。それができたら今度は、追いかける側に回りましょう。
たしかに、「させられている、しなければならない。」そんな被害者意識や受動的な考えを持つだけでは、到底太刀打ちできません。せっかくなら、自分から「この教育を授業の中で扱うとすれば…」「この教育は中学校や高校で積極的に行われているから、こっちを重点的に」と考えることが必要ですね。
また、『こんなにたくさんの種類があるんだ』と思うだけでも、十分価値があるように感じました。知識を得ることで見える世界は広がっていきます。ぼーっとしてる時に、「あ、そうだ。このニュースをこの教育と結び付けて子どもに話してやろう」と関連付けるようになるかもしれません。
ブログにまとめるにあたって、小四教育技術には54の追加教育が載っていました。今回、検索していたらこのサイトにもいくつかの〇〇教育が載っていたので、まとめました。
まだまだ増えていくと思いますので、機会がありましたら、いつかまとめ直してみたいと思います。