思考の足あと~Andanteで進もう~

小学校教員。国語、視聴覚、情報、図工、生徒指導。4人の子供を育てながら、料理時々コントラバス。努力なくして成功なし!〜The only time success comes before work is in the dictionary.〜

本の読み方が180度変わった『レバレッジ・リーディング』

この夏休み、だらだら過ごしてはもったいないと思い、これまでに買った本を読み直したり、積ん読の山に手をつけたりしている。
 
 
一番最初に再読した本がこの本。

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レバレッジ・リーディング
~100倍の利益を稼ぎ出す
ビジネス書「多読」のすすめ~』
 

 

レバレッジ・リーディング

レバレッジ・リーディング

  • 作者:本田 直之
  • 発売日: 2006/12/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

レバレッジとは「てこ」のこと

レバレッジ(leverage)というのは、英語で「てこ」の働きのことを指している。
本を読んだ効果を2倍にも3倍にも100倍にも増幅させる方法について、
・考え方
・読み方
・貯え方
について書かれている。
 
 一般的に、本を汚すことやタブー視されています。しかし豪華な装幀の愛蔵版や、敬愛する作家の全集ならともかく、本を新品同様に保つ努力など、多読術ではまったく無駄なことです。
 必ず読みながら重要なポイントに線を引き、印をつけ、ページの角を折ってください。そうすることで、「単なる本」から「収益を上げる資産」にするのです。
P.121
 
この文章を読んだときに、頭の中を何かでたたかれたような感覚になった。それまで、本に字を書いたりページを折ったりすることはなかったし、大切に大切に本を扱っていた記憶もある。
だけど、「別に線を引いてもいいんだ!汚れてもいいんだ!」
今までの価値観がガラガラと崩れていくのが、とても楽しかった。
 
先日、校内研究の講師できた付属小学校の先生が、
「国語科の授業で、子どもが『勉強が楽しい!』と思うのはどんなときだと思いますか?」
と聞いてきた。
 
「それは、自分の考えがひっくり返されたときです。」
 
僕が本を読んでいたときも、それと同じように本に対して【楽しさ】を感じていたのだろう。
 

この本から学んだこと

 
・1字1句を読もうと思わない。完璧でなくてもいい
・だめな本は、途中で読むのを止める
・本は汚してボロボロにする
・余白に書き込みをする(本の内容から思考が離れても構わない)
・本当にいい本は、繰り返し読みたくなる
 
 
また、この本の中で、良い本に出会う方法について、著者はこんなことを言っている。
 第一のスクリーニングは、友人や知人の口コミを利用して、良い本を探す方法です。
 口コミといっても、雑談のついでに向こうから良い本を教えてくれるのを待っていては、情報は入ってきません。わたしは誰かと話していて、「この人はすごいな」と思ったら、
「最近読んだ本で何か面白い本ははありましたか?」と尋ねるようにしています。
P.68
 
自分も良い本と出会うためにいろいろな情報を仕入れているけど、
ふと「自分からは情報を発信してないな。」と感じて恥ずかしくなった。
これでは、いけないんじゃないかと。
 
 
この本は高校時代からの友人が読んでいておもしろそうだなと思った1冊です。
がっつり線を引いて、文字を書いて、持っている本を自分だけの本にしてしまいましょう!
自分の財産になります!